担当者からメッセージ

担当／髙橋

こちらの売主様は、ご子息様が新たな土地に新居を構えられた機会に、将来を見据え、ご子息様と同居する為に、これまでお住まいになった住宅を売却したいとの事で、当社も含めた３社へ売却査定のご依頼をされました。当該地はすぐ近くに小川が流れ、窓を開けるとそのせせらぎが聞こえる様な、のどかで自然豊かな立地です。そこに土地270坪、建物50坪といずれも大きく、また建物の造りもよく手入れも行き届いており、田舎暮らしをするには最適な物件でした。最近ではその需要も落ち着いてきましたが、震災被災者の方々が求める物件像そのものだと感じたのです。しかしながら、郊外の物件にはつきものの、解決すべき問題の多い物件でもありました。建物が未登記で、所有者を確定し登記をする必要がある事、土地の一部が農地のままである為、農業委員会との交渉の上、地目変更の許可申請手続きが必要である事（農地である場合、農業従事者以外の方の購入は購入は出来ない為。）、隣地の車庫がこちら側の土地へ越境している事など、そのどれもが売却価格へ直接影響する様な状況だったのです。調査内容をご説明を差し上げると、売主様はとても穏やかなご様子で、私の話に真剣に耳を傾けて頂き、一つ一つの解決策にご納得して頂く事ができました。そして、当社へご依頼を頂く際には「高橋さんの対応が一番早く、説明も一番丁寧で分かりやすかったので高橋さんにお願いします。」とのお言葉を頂き、とても嬉しく思うのと同時に、売主様のご期待に必ず応えよう、と身の引き締まる思いが致しました。問題解決の対応を進め、目処がついた段階で売却を開始すると、開始から１ヶ月程度で、想定していた震災被災者の方にご購入頂けました。売主様は「田舎だから、金額面でも、売却期間の面でもなかなか難しいのではないか」と思っていらっしゃった様で、購入希望者が見つかった旨をお伝えすると、想像以上のスピードと価格で売却出来た事に非常に驚き、喜んで頂けた様でした。物件のお引き渡しまでには問題も全て無事に解決し、その道中、売主様と買主様の絆も深まり、非常に気持ちの良いお取引になりました。
S様ありがとうございました。