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「福島市の土地を買い取って欲しい。」「だけど、相談とか査定とか、何から始めれば良いかわからない。」という方のために本記事を執筆しております。
不動産の売却方法には、「仲介」と「買取」の2種類があり、仲介は個人のお客様を探してきて売却するのに対し、買取は不動産会社へ直接売却する方法になります。
買取での売却は個人のお客様を探してくる手間や時間がかからない分、売却がスムーズに運びます。
本記事では、福島市の土地買取の相談〜査定〜売却完了までの全ての流れをわかりやすくご説明してまいりたい思います。
1:事前に大まかに価値を確認する。
2:不動産業者へ問い合わせる。(査定依頼)
3:価格と引き渡し条件の話し合い
4:契約の締結
5:売却代金の支払い・物件の引き渡し
上記が全体の流れとなりますが、それぞれを細かく見ていきましょう。
不動産の買取をしてもらうために、まず最初に行いたいのは、自分の不動産にどの程度の価値があるのかを大まかに把握することです。
自分の不動産の価値を大まかに把握する方法で、最も簡単な方法は「固定資産税評価額」を確認することです。
毎年、福島市役所より5月〜6月頃に送付される「固定資産税・都市計画税の課税明細」には、所有されている不動産の評価額が記載されています。
不動産会社へ問い合わせをする前に、まずはその金額だけでも確認をしておきましょう。
次に行うのは、不動産業者への問い合わせです。
とは言っても「どこに問い合わせしたら良いかわからない」という方が大半だと思います。そこでここでは2つの方法をご説明します。
一括査定サイトとは、WEB上から複数の不動産会社へ一度の査定の依頼をすることが出来るサービスです。
各社異なる買取価格や引き渡しの条件を比較しながら、選択したい場合にはとても良いサービスです。
しかし、複数の不動産会社から一斉に連絡が来たり、それぞれの会社との対応を行わなければならない手間が面倒であったり、情報が拡散されてしまうことが嫌な場合には、次の方法をおすすめします。
今の時代、ほとんどの会社がホームページを持っており、Google口コミなどの評価もありますので、あらかじめ複数の不動産会社のホームページ等を調べた上で、最も信頼出来そうな会社から依頼するという方法があります。
この場合、比べることが出来ないデメリットがありますが、実際にやりとりを信頼出来る不動産会社であった場合には、手間や時間が大幅に軽減され、情報が外に出ることはありません。
さらに言えば、福島市の土地の場合であれば福島市の不動産会社に問い合わせるなど、地場の情報・実績が豊富な地元の不動産会社に依頼することで、より的確なアドバイスを得られる可能性も高いと言えます。
(これは福島市に限った話ではなく、特に地方における不動産売買において特に顕著です。)
査定価格が出たら、契約前に必ず確認したいのが、「引き渡し条件」です。
価格もさることながら、この引き渡し条件も不動産会社によって大きく異なるため注意が必要です。
結論から申し上げると、「売却後に何が起きても売主に責任を問わない」内容の契約条件を提示する不動産会社を選ぶことをお勧めします。
売主の負担する代表的な責任の一つに「契約不適合責任」がありますが、簡単に言うと、これは引き渡し後一定期間については、売主がその不動産を保証する、ということです。
買取で手間なくスムーズに売却できても、売却後にクレームや費用請求をされてしまっては元も子もなくなってしまいます。
価格だけでなく、必ず契約不適合責任が「免責」である契約条件か否かを確認してください。
また、合わせて引き渡しまでのスケジュールも確認すると良いでしょう。
買取の場合、一般的には1週間〜1ヶ月程度で全てが完了するケースが多いのですが、不動産会社の実績によっては、長期化する場合もあるためです。
買取価格、引き渡し条件、引き渡しまでのスケジュールを確認したら、契約の締結をします。
不動産会社の買取の場合、重要事項説明は省かれ、契約書の読み合わせのみとなりますので、引き渡し条件で取り決めた内容がきちんと契約書へ反映されているかを確認し、両者の合意のもと、記名、押印を行い契約成立となります。
この際に買取代金の中から、一部が手付金として支払われることが一般的です。
契約から数日ないし数週間の内に、売却代金の支払い、物件の引き渡しが同日に行われます。
これは金融機関などに、売主・買主(不動産会社)・司法書士が集まり、登記関係書類への記名押印(これを物件の引き渡しといいます。)を行い、司法書士がその書類を確認すると、買取代金が支払われます。
通常は銀行振り込みによる支払いとなります。これらの手続きは難しいものではなく、1時間程度で全てが完了します。
不動産の売却を行なった人は必ず、売却した次の年の2月15日〜3月15日の間に確定申告を行う必要があります。
(売却益が無い場合にはその限りではありません。)
この際、売却した際に締結した契約書(もしくは領収書)かを持参することはもちろんのこと、取得した際の契約書や領収書がお手元にある場合には必ず持参しましょう。
不動産を売却した際に課税される「譲渡所得税」では、売却代金より取得費(買った時の価格※特に土地の場合)を差し引いて算出することが可能なためです。
ご自身のお手元になくとも、場合によっては購入した際に利用した不動産会社や建築会社が保管しているケースもあるので、合わせて確認されると良いでしょう。
最後に私たちへご相談をいただいた買取の事例を一つご紹介します。
私たちへ福島市の土地の買取を依頼されたU様は、これまで複数の不動産会社から買取を断られ、もう売却は難しいかもしれない、と半ば諦めている時に、ある方のご紹介で私たちへご相談をいただきました。
お話を伺うと、道路の問題で近隣とトラブルになっており、これまで相談をした不動産会社の担当者も最初は乗り気でも途中で手を引いてしまったり、逆に隣人の良いようにされてしまったり、と最終的には断られ続け、とても困っているとのことでした。
私としては、U様のお話の内容からある程度解決方法が見えましたし、最悪の場合でも弁護士を依頼するB案、C案が浮かびましたので、その場で現状のまま買取をさせていただくお約束を致しました。
最初の面談から10日程で契約から引き渡しまで全てが完了し、
U様からは
「本当に売却できるなんて思わなかったし、そのスピードの早さにもとても驚いています。ありがとうございました。」
とのお言葉をいただき、とても嬉しく思いました。
買取をさせていただいた福島市の不動産は、少し時間がかかりましたが、トラブルも全て解決し、新しい住み手へと引き継がせていただきました。
本記事では、福島市の土地買取について、ご相談から査定依頼、買取完了まの流れについてご説明させていただきました。
「どこに相談すれば良いかわからない。」「他社に断れてしまった」など、お悩みの方はぜひ一度弊社までご相談ください。
営業マンとして、ではなくいち相談相手として、福島市出身の宅建取引士が誠心誠意お答えさせていただくことをお約束いたします。
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